ボトックス治療はヒアルロン酸とは違い毒素を利用

注入治療

ヒアルロン酸とボトックスはどちらもしわ取りに使われる皮下注入剤で、ヒアルロン酸は皮膚に作用してしわを目立たせなくする効果があります。また、肌にできてしまった凹みを内部から盛り上げてケアしてくれます。

これに対して、ボトックスは筋肉に作用してしわを作る筋肉の働きを弱めて表情じわなどを改善します。ボトックスは食中毒を引き起こす菌として有名なボツリヌストキシンという毒素を体に注入することで筋肉の働きを抑えます。毒素を体に入れるというと不安になるかもしれませんが、美容治療に使われるものは安全に使えるように加工されているので、人体に害を及ぼすリスクは低いです。ただし、副作用がゼロというわけではありません。注射を打つ位置が間違っていると、表情を作りにくくなったり、アレルギーが起きたりなどの副作用が起こることはあります。1回注射を打ったら3ヶ月以上は開けないと危険とも言われています。

ヒアルロン酸もボトックスも、どちらも時間が経つと効果がなくなってしまうので、効果を持続させるためには定期的に注入治療を受ける必要があります。

それぞれの注入治療が得意とする美容治療の分野が異なるので、どちらが適しているか医師と相談して決めることが大切です。